【知らなきゃ損】看護師が給与明細で本当に見るべき「基本給」とは?現役ナースが解説
2026-05-02
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給与明細を受け取ったとき、あなたはどこを一番最初に見ますか?
「総支給額かな」
「手取りでしょ」
──そんな風に思う方も多いのではないでしょうか。
実は、給与明細の中でもっとも重要な数字は「基本給」です。
基本給を見落としていると、夜勤手当も残業代も、将来の退職金まで、じわじわと損をし続けます。
こんにちは。看護師歴20年、2度の転職経験を持つヒロユキです。
この記事では、現役ナースの私が「基本給を正しく見る」ことの重要性と、今日から使えるチェックポイントを解説します。
第1章看護師の給与明細、どこを見ている?
多くの看護師が給与明細で確認するのは、こんなポイントではないでしょうか。
- 総支給額
- 手取り金額(差引支給額)
- 夜勤手当がちゃんとついているか
これで「今月もちゃんともらえた」と安心してしまう。
私自身も、転職前はそうでした。
恥ずかしい話、私も最初の職場では「基本給」という見方をまったく知りませんでした。総支給額だけ見て「まぁこんなもんか」と思っていました。あの頃にこの知識があれば、と今でも後悔しています。
でも実は、給与明細の中で最も重要な数字は「基本給」なんです。
基本給とは、手当や残業代などを一切含まない「素の給与」のこと。
この数字が、あなたの収入の土台になっています。
第2章「基本給」が低いと何が損になるのか
ここが本題です。基本給が低いと、連動して3つのお金が減ります。
① 夜勤手当
「夜勤手当は固定でもらってるから関係ない」と思っていませんか?
夜勤手当を基本給の◯%で計算している病院は少なくありません。
基本給が低ければ、夜勤手当もその分低くなります。
夜勤を頑張っているのに、土台が低ければ報われない。
これが「基本給が低い職場」の現実です。
② 残業代
残業代は「1時間あたりの賃金」を基に計算されます。
そして「1時間あたりの賃金」は、基本給をもとに算出されます。
たとえば同じ20時間残業しても、基本給が違えば残業代はまったく変わります。新人と先輩看護師でも同じことが起きています。私の職場では集団予防接種のアルバイトをすることがありますが、看護師・他職種が一緒に働いても時給の計算は職種ごとに違う——これもまさに基本給の差が原因です。「なんかあの人より残業してるのに手取りが少ない」という状況、これが原因のひとつです。
基本給が低い職場でサービス残業が多い、というのは二重の損失です。
③ 退職金
退職金の計算は病院によって異なりますが、基本給×勤続年数×係数という形式が多く採用されています。
10年・20年と長く働いたとき、退職金に大きな差が生まれます。
(参考:レバウェル看護・スマイルナース 各社公開データより)
「転職してよかったのは給与だけじゃなかった」と思えたのは、退職金の仕組みを理解してからでした。基本給が高い職場に移った意味が、数字でわかるようになりました。
第3章今すぐ確認したい!給与明細チェックポイント3つ
では、実際に給与明細を見るとき、何をどう確認すればいいか。
具体的なチェックポイントを3つお伝えします。
チェックポイント①:基本給の金額を確認する
まず「基本給」の欄を探してください。
「職務給」「本俸」と表記されている病院もあります。
看護師の基本給の相場(参考)
| 経験年数 | 基本給の目安 |
|---|---|
| 新卒1〜3年目 | 18〜22万円 |
| 中堅(5〜10年目) | 22〜27万円 |
| ベテラン(10年以上) | 25〜32万円 |
※地域・病院規模・資格によって大きく異なります
あなたの基本給はこの範囲に入っていますか?
チェックポイント②:夜勤手当の計算方法を確認する
「夜勤1回いくら」という固定型か、「基本給の◯%」という比例型か。
就業規則か採用担当者に確認してみましょう。
比例型なら、基本給アップ = 夜勤手当アップ、という関係になります。
チェックポイント③:賞与(ボーナス)の計算式を確認する
賞与も「基本給×◯ヶ月分」という形式の病院が多いです。
看護師のボーナスは年間3〜5ヶ月分が目安とされています。
(参考:レバウェル看護・看護のお仕事 各社公開データより)
基本給が1万円違うだけで、年間ボーナスに3〜5万円の差が出る計算になります。
「基本給より手当が多い職場」は一見おトクに見えますが、長期的には損になるケースも。手当は削られやすく、基本給は上がりにくい。だからこそ入職前に確認することが大切です。
第4章基本給が低いときの選択肢
「確認したら、思ったより基本給が低かった……」
そんなときの選択肢は大きく2つです。
選択肢①:交渉する
「基本給を上げてほしい」と直接交渉するのは難しいかもしれませんが、
「昇給のタイミングや基準を教えてほしい」という形で聞くのは自然です。
5年後・10年後の給与がイメージできれば、続けるか転職するかの判断もしやすくなります。
選択肢②:転職する
転職エージェントを使えば、非公開求人の基本給や給与体系を事前に調べてもらえます。
「基本給○○万円以上の職場」という条件で探してもらうことも可能です。
私が2度の転職で感じたのは、「転職エージェントを使うと給与交渉のハードルがぐっと下がる」ということです。自分で直接言うのは気まずくても、エージェント経由なら当たり前のようにやってもらえます。
まとめ給与明細は「基本給」から読む
- 基本給は夜勤手当・残業代・退職金の土台になる
- 総支給額や手取りだけ見ていると、じわじわ損をし続ける
- チェックポイントは「基本給の金額」「夜勤手当の計算方法」「ボーナスの計算式」の3つ
- 基本給が低いなら「交渉」か「転職」の2択
給与明細を次に受け取ったとき、ぜひ「基本給」の欄を一番最初に開いてみてください。
その数字が、あなたの収入の土台です。
少しでもお役に立てれば嬉しいです。応援しています!
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